井出卓也くんのファンをしています。

俳優でありタレントでありアーティストである、井出卓也くんのファンが職業()なただのOL の活動日記。

言葉を届けるプロの力を見た(ストーリーパート)


というわけで、2018.6.30 SHIBUYA DUO TakuyaIDE × RiRiKA ツーマンライブ【DELIVER】に行ってきました。語彙力が無くなるくらい、永遠にこにこ出来ちゃうくらい、ほんっとうに素晴らしいライブだった。後世に残したくなる、ライブでした。

 

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井出さんとりりかさんのことを少しだけ。
2017年に行われた Fate Grand Order the STAGEにて共演、いつ頃にツーマンのお話があったかはわかりませんが、3月3日に行われた井出さんのライブ「DAY1」にてりりかさんとのツーマンが発表されました。
そんなお2人のツーマンライブ「DELIVER」はストーリーパートとライブパートに分かれたものになる、との発表が。そしてそのストーリーパートは前述した舞台の演出もされていらっしゃった福山桜子さんが描き下ろした物語。
その時点で期待度はMAX!
(桜子さんは井出さんのソロライブやファンクラブのイベントの演出もして下さってます。出会いは2013年の黒執事

チケット代は、6,800円。普段の井出さんのライブから考えるとすこしお高めな設定でしたが、正直この金額で見れちゃうなんて、良く言えばお得!だけど、もっと払いたい。見合う金額を払わせてほしいと思うくらい、とにかく素晴らしいライブでした。

そんなライブを作ってくれたTakuyaIDE、RiRiKAさんに感謝の気持ちを持ちながら、自分が感じたこと、楽しかったことを残すただの備忘録です。相も変わらずとっても長いです!

◎ライブの事を書く前に、今回のお花に関して。
【DELIVER】というタイトル、届けるということからわたしが感じたモノをお花に込めてみた。
お花出せるよ!って公式から発表があったのが9日前で、そこから時間がない中の制作だったんだけど絶対に譲れなかったものが、TakuyaIDEとRiRiKAさん両名に当てて出すということ。(ほんとうはKTさんも熊井さんも?って思ったけど、チームTakuyaIDEなのでやめた)(あとほんとうの本当は菊田さんのボードも作る予定だった)作り上げる空間に花を添えたかったから、どちらか、ではなくて両名にしたかった。ので、ボードは二人の名前に。ちなみにWithがわたしの考えと違ったので、「×」にした。
そして、井出さんの初ツーマン!だったので、出来る限り大きななものにして、DELIVERのボードには絶対にマイクをもったシルエットを入れること。これにこだわってみた。井出さんの楽曲DAY1の中でも井出さんが強調する、「マイク」色んなマイクがあれど、ステージに立ってマイクを使って言葉を届けている二人に送りたいから絶対にマイクは必須。そんな風に作っていった。最終的に時間がなくてお花の色味とかにもう少しこだわりたかったな~ってところもあったけど、本番いろんな人に褒めてもらえたから良かった!というのもみんなからお金を預かって作っている以上、お金を出した人が、これにお金出して良かった!ってそう思って貰えなければ意味はないから。そこはある意味、井出さんの考えが近いのかも!(笑)
というわけでお花はこちら。

 

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ご協力下さったみなさん、ありがとうございました!


さてさて、ライブの話に。
16時開場で中に入ればまさかの椅子。椅子!!びっくり!井出さんのライブでシッティングって基本的にないのでびっくりした~、でも今回に関しては椅子あって良かったなっていうのが最終的な結論。
開演時刻は17時、5分ほど遅れてスタートした、ライブ【DELIVER】は、ストーリーパートのゲストである菊田さんからスタート(笑) 思わず(笑)って付けちゃうくらいパンチの効いた登場の仕方でした。

ステージ上には、ライブセットの他に、真ん中に一人用のソファー椅子が2脚と、その真ん中に丸テーブルが。
そこに菊田さん扮するamazonの配達員、アマ男が登場し、ぴんぽーんと呼び鈴を鳴らす。でもお家は不在。
「まじか~再配達か~うわ~~~~~」ってうなだれている菊田さんが若干下手にいるんだけど、センターにスポットが。つまりはサス。その光をみたアマ男が、「これサスっていうんですけどね~これって、何しても良いってことなんですよ~(曖昧です)」みたいなことを言って、センターに。
さっきまでのけだるそうなのどこいった?!?!?!ってくらいのテンションでいきなり「はいたつっ♪はいたつっ♪デリバリー!」とか歌い始める菊田さん。最終的に「アマ男ですっ★」って自己紹介するんだけど、みんな受け止めきれてなくて、ぽかーん。ってしてたら、あれ?ってなる菊田さん。もう一度やりますね!ってもう一度やるんだけど本人も凄いなんか楽しそうだし笑顔だし、次はちゃんと拍手できた(笑)

そこからライブの楽しみ方レクチャーのようなものが。立っても良し、座っても良し、ペンライト振っても良し、基本的に楽しみ方は自由だから~とのこと。そしてなぜか、な!ぜ!か!「Say HO~」やりましょう!という菊田さん。言い方的には「せいほ~」ってひらがなな感じ。普段の菊田さんをまったく存じあげないので、え、大丈夫かな?無理してないかな?ってくらいの頭の可笑しさでした(ごめんなさい、褒めてます)
あと、わ~!って拍手が起きたら一本締めするのもよくわかんなかったけど楽しかったです。菊田さんの一本締めは最終的に自分自身をぎゅっと抱きしめるスタイルでした。かわいい。

そして、そんなことをしていると、RiRiKAさん扮する、りり川さんが(表記はおそらく?)ご帰宅。
ふと我に返ったアマ男さんが、○○号室のりり川さんですか?!?!と。(1213号室とかだった気がするんですが曖昧…これ数字にも意味あったりしないかなっておもってそわそわしてる)振り返って「はい」って言うんだけど、声がガラガラで(笑) 今日1日誰とも話してなかったから、ごめんなさいね~~~って言って、次の
「はい」は卒業式かな????ってくらいの声だし、冒頭から面白すぎて泣きそうだった。クセが強い(笑)
無事に荷物を受け取って部屋の中に。ソファーに座ると、これなんだっけ?と独り言。そんなことしていると、携帯に着信が。画面を見るとそのまま伏せて、切れる音。

「Hero」
ソファーに腰かけて、目がうつろで疲れていて、そんななか口ずさむように、絞り出すように歌ったのがカバー曲、Hero。

「材料買って、ご飯作って、お皿だして、食べて、食器洗って、片づけて。ああもう!」って、なんでこんなことしなきゃいけないんだ~~疲れたあ!って独り言をこぼすりり川さん。
そこに上手のマイクスタンドに井出さんが。

「yesterday」
この曲のセリフ調なリリックをりりかさんが、井出さんがラップというコラボ。

「話したいけれど、前みたいな顔できるかどうか怖いみたい」
「人は変わらない」「変わらないと信じたいだけ、変わらないひとなどどこにもいない」

このyesterdayの「今の僕とはさよならだね」という私なりの解釈である、大切な人との考え方とか生き方とかそういったものが交差しなくなってどんどん離れていくのが悲しくて、どうにかしようとしたけどダメで、だから、さよならしようっていう、流れなかった後半部分が最終的にこの音楽劇に結びついていた部分だなあって、今だと思う。

とにかくここの情景が苦しくて。
そしてこのコラボ、ツーマンの凄さを一瞬で感じた。なんだこりゃ。井出さんのリリックが、女性の声で、美声で、というか違う。りりかさんの声で表現されることで、また違った深さが出たんだ。凄いなあって思ってしまった。とてもシンプルに。

曲が終わって、井出さんがもう片方のソファーに。
りり川さんと、りり川さんの妄想の産物である(とりり川さんが思っている)イデエさんとの会話が。
ぶっきらぼうで雑なイデエさんに対して怒りながら突っ込みを入れていくりり川さん。

話しの中で、2か月前に彼氏と別れた、と言う話が。
なんで別れたの!なんで?と聞いてくるイデエさん。

なんでそんな雑なの!乱暴なの!もう!って言いながら話すりり川さんの姿は、自分に近しいものもあった。
多分りり川さんは、自分に自信がない女性なんだと思う。

「別れてから2か月たつのに、この3日間電話が来るの」
「それで、なんだって?」
「出てない」
「なんで?」
「なんで?って怖いからよ」
「なんで?話してもないのに」
「話を聞くのが怖いんじゃない!」
「聞かなきゃ、話さなきゃ何も始まらないだろ」

書いてて泣きそう(笑) どんなことを話されるか分からない、だから電話に出ることが怖い。その感覚が痛いほど分かるし、でもイデエさんの「話さなければ分からない」も分かる。
ここのイデエさんが、とても井出さんだった。強さなんだろうか、そんな簡単な一言で片づけていいものではないんだけど、向き合わなけれな何も始まらない、その井出さんの強さを見た気がした。

あーもう!って折れた井出さんが、他にいい人はいないの。新しい恋するのが一番だろって進めてくるけど、りり川さんの周りには全然いなくて。(こことってもコミカルで面白かった)

「どこにいんのよ」
「その辺に転がってても怖いだろ!」
なんて話から、どこにいるのよわたしの王子様は!!!!!!!!!

「Sweet Nightmare」
Where is my Prince?
音楽ってすごい!!!!歌い方、前後のもっていきかたでこんなに変わるのか!!!!と衝撃を受けた曲。

5thライブ(Sweet Nightmare)ではストリングス率いて歌った曲とは思えなかった。とってもコミカルな曲に変化してた。すごい。いつも聞いてた曲がこんなに変わるなんて!と驚きと笑いの連続。
どこにわたしの王子様はいるの?って泣きそうな、悲劇のヒロインみたいに歌うりり川さんと、「カラスが鳴いてる」などに合わせてカラスの鳴きまねしたり、犬の遠吠えしたり、と言うか全般的に顏芸しているイデエさん。顔がうるさいとはまさにこのことだった。(笑)

全力でSNして、お客さんしぬほど笑わせてソファーに戻る2人。

「じゃあどんな人が好みなんだよ。」から韓流ドラマの話に。
【星から来たあなた】がすきで~と話すりり川さん。

このタイミングだったっけかな。具体的には?の話の時に、
「無口で良いわ、わたしがたくさん話すから。でもただ聞くだけじゃダメ。ちゃんと相槌を打ってくれないと。楽しくお話しがしたいの。というか、とにかくわたしのことが大好きな人がいいの」って話すりり川さんが苦しかったー。好みの人は?って聞かれて、最初の部分はぽんぽんって楽しそうに話すの。でも、一番最後がいちばん声が落ちてて。いちばん大事なことで、いちばん難しいことって分かってるから。

韓流ドラマの流れから、上手のマイクに菊田さん扮する、キム男が。なりきってかっこいいセリフを投げかけるキム男に、りり川さんはメロメロ、それをみて下手マイクにイデエさんが行き、自分も同じようにかっこつける。
「W○○(お名前ですごめんなさいわかんない)キター!!!!!」と叫ぶりり川さん。りり川さんを取り合う二人。ここも面白かったなあ。

「キッスは目にして」
真ん中で歌うりり川さんと、両サイドにキム男、イデエさん。シュビドゥバ~~ってするのがほんとうに可愛くて!!!!!!!相変わらずイデエさんは顔がうるさいかわいい顔芸酷い(笑)
フォーリンラブのタイミングでハート作る振り付けもとっても可愛かったです。
りり川さんを二人で手でキラキラ~ってするところがあったんですけど、りり川さんがキム男見て、イデエさん見て、って交互にするんですけど、その時の(見てくれた~~~~!)っていうおたくか?!ってくらいの笑顔が二人ともとっても可愛かったです。キム男喜んで、イデエ喜んで、最終的に二人が見合って、(見てくれたね~~~~!)ってするんですけど、かわいさの暴力。ひどい、ずるい。(笑)あと後半疲れていくイデエさんが超絶可愛かったです(笑)

このやりとりが終わってソファーに戻る2人。
セリフも覚えてんじゃないの~!と楽しそうなりり川さんに、そりゃお前が飽きもせず、ずーっと見てたら覚えるだろ!!!!韓流ドラマに興味なかったし、見たことも無かったのに。とぶつぶつ。

「あんたはわたしの妄想の産物でしょ?見たことない、とか興味ない、とか設定がずれてるじゃない」
と笑って話すりり川さんに、

「俺がお前の妄想の産物だって、誰が言った?」と。





困惑するりり川さんに、
「お前の妄想でこんなイケメン出来上がるかよ」とドヤ顔のイデエさん。思わず笑った。かっこいい。井出さんって本当に2次元だから、むしろ妄想でしかあんなイケメン創り上げられない気がする(本気)

「じゃあ、あなたは誰?」
「おれはー、ここの元住人」

「え、どういうこと」と困惑するりり川さんと、それを気にしないようなそぶりのイデエさん。
鳴るインターホン。
「出たら?」と促すイデエさん。

登場したのは、くろねこでおなじみの配達員さん。もちろん菊田さん扮する、ヤマ男。おじいちゃんっぽかった。サインをしゃいんって言ったり、ふにゃふにゃしてた。

荷物のお届けです~サインか印鑑下さい~と話すヤマ男に、一言。
「わたし、今1人ですか?」

意味が分からないヤマ男に、どうにか【イデエがいると言って欲しい】りり川さん。

「このお仕事は長いんですか?」
「このマンションを担当して長いですか?」
「ここに、前に住んでいた人を知っていますか?」
立て続けに質問をするりり川さんに、言いにくそうに「知っています」と話す。

「どんなお仕事をされていたんですか」
「たしか、プロのゲーマーをしていたと」

「亡くなったんですよね、確か 自殺 」

そんなやりとりをするりり川さんとヤマ男の間に入って、ヤマ男にちょっかいかけるイデエ。変わらない、ヤマ男。イデエさんってば頬叩くし、帽子とるし、べえってしたり、無邪気で可愛かった、とっても。

「お茶でもしていきませんかああああああ!」と叫ぶりり川さんを、(なにこのひと大丈夫かな)って怪しんで帰っていくヤマ男さん。二人きりになって、イデエがなんなのかを実感する。
「あれ?案外普通だね!もっと動揺するかと思った!」って楽しく話すイデエに。

ここからりり川さんの後悔のオンパレード。
美味しいものも食べたかった、シャネルのTシャツも着ればよかったまだ1回も着てない、こんなに貯金しててなんになるの使えばよかった、電話に出ていればよかった(折り返したらよかった、だったかも)

電話に出ていればよかった、が途中にあったんだけど、すぐに出て来て。
それだけ、思ってたんだよなあって思った。

あれもやっておけばよかった、これもやりたかった、ああしてればよかった、こうしていたかった。
お迎えなんでしょう。と、
でも、お迎えではなくて。

「じゃあなんで?」
「わかんないんだよね、2か月前くらいに気付いたらここにいた」
「2か月も?」
「まあずっとここにいたわけじゃないんだけど」
「(え、、、てことはお風呂とか、、、)」
「覗いてねえよ!!!!!」
「え、それならそれでなんか悲しいんだけど」
「なんっでだよ、礼儀だろ礼儀!!!!!」

って。

「あなた、ここで死んだんだよね?」
「んー、まあ正式にはここのベランダから落ちて死んだから、下だな。あ、違うな。病院に運ばれてから死んだから、死んだ場所は病院か?」
「じゃあ地縛霊じゃないのね」
「だから違うって言ってる」

「ねえ、プロのゲーマーだったんでしょ?」
ここからイデエの過去が明らかに。
「プロのゲーマーってどんなふうに稼ぐの?」
「企業がスポンサーについたり、俺の場合は専門学校で講師もしてた。あとは大会だな!大会で勝てば賞金がもらえる」
「どのくらい貰えるの」
「今だと、高いのだと4000万くらいかな」
「4000万?!」

「プロのゲーマーってどうしたらなれるの?」
「本気でゲームがすきなやつ。本気で、ゲームで世界と繋がってるって思えるやつ」

こっから先がなあ、立場は違えど、井出さんのことをみているみたいで心がぎゅうっと締め付けられた。

子供の憧れなんだ!大会に出れば小中高生がキラキラした笑顔で、憧れです!がんばってください!応援しています!って言ってくれるんだ。
対戦相手の事調べて、向こうも調べてくるからそれを越えていくことを考えなくちゃいけない。って話す姿はほんとうに楽しそうで、無邪気で、まさか自殺した人なんかに見えなくて。

5曲目「Super star」
だいすきな曲。この曲歌っている時の井出さんは、無敵に見えるんだ。でも今回はこの曲が逆に苦しかった。

「すきなことを仕事にするってすてき」
「、、、すきなことを仕事にするって、辛い時もある」

プロのゲーマーっていっても、遊びだろ、って。所詮遊びだって思われる。誰にでもなれるって。
ぜんぶ自分次第だから、どこまでやればいいのか分からなくなることもある。
休息と、怠けは何が違うんだろうか。

どのタイミングだったかな、イデエさんの話が止まるの。楽しく話していた時はソファーにきちんと座って、前見て話していたのに、どんどん背もたれに手を置くの。後ろむくんだ。そしてついに話が止まって。

りり川さんが「聞いてるよ」って言うの。
最後まで見てみて思うんだ。この一言にどれだけ救われたんだろうって、どれだけホッとしたんだろうって、嬉しかったんだろうって。

俺はゲームがすきで、本気ですきで、だからもっと良くしていきたい、もっとこうすれば!ってたくさん考えて。でもなんで、「身内に敵がいるんだよ」
どんな案あげても、却下却下却下って、なんでだよ。俺は、ゲームの可能性を、未来を信じているのに、なんで、何でゲームの業界に居て、ゲームの力を信じてないやるがいるんだよって。悔しそうに、苦しそうに話す姿が、一時の井出さんと重なった。実際の事なんて分からないけど。戦う井出さんとダブって見えた。

戦って、戦って
戦うほどに周りを信じられなくなって、疑心暗鬼になって。どう頑張ったらいいのか分からなくなったのかな、プツンって糸が切れてしまったのかな。

どこまでやればいいんだろう、
休息と怠けは何が違うんだろう、
自分が一生懸命やっていることを、周りが軽視する悔しさはどこにぶつけたらいいんだろう、
一緒に頑張れる仲間だと思ったのに、なんで身内に敵がいるんだろう
悔しくて、悲しくて、辛い。

「コンプレックス」
くーるーしーいー!歌詞がだいすきで、苦しくて、もがいてて、でもそんな姿が本当にかっこよくて。人間らしい。

「プロゲーマー、プラス何か1」
「おばけ、プラス何か1、持った俺は」

井出さんの曲だけど、イデエさんの曲だった。


ここからりり川さんのターン。
ソファーに座って、わたしももっと、こうしたりああしたり、諦めたなかったらよかったなっていうりり川さんに、何になりたかったの?と問うイデエ。
わたしなんて、普通だよ~~よくある感じ!「金箔職人!」
きんぱくしょくにん?!?!?!?ぜんっぜんふつうじゃないな!!!!!って驚くイデエに、金箔の素晴らしさを熱く語るりり川さん。10円玉くらいの金を、畳なん畳分にも広がって、ふって息をかけると飛んじゃうくらい薄くて。小さな頃に両親が連れて行ってくれた金箔工場で初めてみて感動したの!って話すりり川さんは、とっても輝いていた。

そこから、恋愛の話にも。
連絡とりたい~~~~!ってなっても、今は忙しいかも。って。自分の気持ち押し殺して。

そんな風に話すりり川さんの横に、井出さんがお付き合いしていた人を模して立つんだけど、なーんかこれが結局「言わなければ伝わらない」なんだろうなあって思った。
会いたい、電話したい、何してるんだろう、たくさん相手のことを考えて、でも忙しいかもって勝手に決め付けて、相手も同じようになにしてのかな~って考えてた。ご飯誘おうかな、あ、でも最近会ってないからあの人誘おうかな~って。
同じ熱量かなんてわからないし、実際問題全く一緒なんて無理だから多分違うけど、でも確かに相手も自分のことを考えてて。
相手は忙しいかもしれない、邪魔したくない、だから連絡をとるのを我慢する。ぜんぶ、自分で決めてしまった事なんだよなあって。でも、それがいじらしくて。

お互い、自分は独りよがりだったことがあったのかもしれない。もっと周りに何かを言えばよかったのかもしれない。言わないで諦めていたのかもしれない。そんな風な後悔をする。

「DELIVER」
イデエからスタートするDELIVER、生きていくといろんなことがあって、まわりを信じられなくなって疑心暗鬼になって、自分のことしか信じられなくなって。

変わることは怖い、たったひとりのために。

自分たちも伝えきれてなかったんじゃないか。

ふたりで向かい合って歌うシーンがとても忘れられなくて。絶対に絶対に配信して欲しい。お願いします偉い人。聞こえていますか。どこに連絡したらいいですか。井出さまはHPのコンタクトでいいですか?????

じゃなくて。歌い終わって、ソファーに戻って、「これからなんじゃないの?今からでも遅くないんじゃん?そりゃ、職人は難しいかもしれないけど、金箔に関わる仕事とかさ」って話すイデエさん。
ふたりで手を合わせて、きんぱーく!!!とか話す姿はとっても楽しそうで。


よし!電話する!よし!電話しろ!
元彼に電話するりり川さん。繋がる電話。上手に現れる菊田さん。
「もしもし、ヤバ男くん?」「ひでえ名前だな!!!!!!!」

元気にしてた?なんて、明らかな当たり障りのない会話して。
どうしたの?と切り込んだりり川さんへの返答は、「おれ、結婚するんだ」

ヨリ戻したいとか言われたりして~~なんてたぶんどっかで夢見てたりり川さんに、うそだろ…ってくらい重い話。時が止まる。
「二股じゃないからな!デキ婚でもない!」なんて明るく話すヤバ男に、止まってしまうりり川さん。

「なんでだよ、なんでそんなこと、伝えようと思った?」
声が、そのままヤバ男に伝わってたから、憑依したのかな。
「なんでって…」
「なんでだよ」
「いや、なんでって、他の誰かから耳に入るくらいなら、俺から直接聞いたほうがいいのかなって」
「死んだりとかしたら後味悪いもんな」
りり川さんの代わりに怒るイデエさんが、とっても怖くて、自分のために、自分じゃない誰かが怒ってくれるって、すごいことだな。

「いや、うん、まあ」バツの悪そうなヤバ男さん。
(おまえも言いたいこと言えよって、後押しするイデエさん)

「ばーか!ばーか!幸せになってね!なんて言えないし、いっそ不幸になれって思ってるし!!!!!
…幸せになってね」
「ごめん、俺じゃなかったけど、りり川も幸せになって。」

なんだよ結婚って!ばかみたい!ヨリ戻そうとか言われるんじゃないか、なんて考えて、でも絶対断る!とか思って。
でも、言いたいこと言えてよかった。
たぶん、彼に言いたいこと言うなんて初めてだったのかもしれないなあ。

「good day」
天才テレビくんの曲。ED曲。
「ぼくひとりだけじゃ、世界を変えること できない」
なんだろうな~憑き物とれたみたいにふたりとも楽しそうではちゃめちゃで。

りり川さんは、多分きっと自信がない女性で。自分より裕福だったりキレイだったりする人と比べてみたり、自分に合う人ではなく、きっと無理してでも理想の王子様みたいな人と付き合ってみたり、ある意味ずっと息が休まらなくて。でも言いたいことを言える人なんていなくて。だって自信がないんだもん。

イデエさんは、自分に自信があって、自分の突き進む道に対しての絶対的な自信があって。ゆえに自分以外を信じられなくなって。言いたいこと言って戦ってきたけど、でもその言いたいことはどこかで自分本位で、あきらめがあって、伝える努力が足りなかったのではないかって思っていて。伝えきれていなかったのではないかって思ってて。

まったく違うようで、同じ部分もあるふたりだったんだと思った。
DELIVER、届ける。自分のほんとうの気持ちを届ける。そのためには自分を知ることも、相手のことを考えることも、どちらも必要なんだね。

ぼくひとりだけじゃ、世界を変えることはできない。
ひとりだけじゃ?ふたりなら?なんて。

疲れてしまったりり川さんにもう一度前を向かせたのは、疲れてすべてを諦めて命を絶ってしまったイデエさん。

だから最後の、「りり川…生きろよ!」って言葉にずっしりとした重みがあった。

イデエさんが途中、自分のことのように怒ったり、
本気でぶつかったりする姿は、生きてる時の彼ではあり得なかったんだろうなあ、生きていた時に、やりたかったことなんだろうなって思ったら、最後のその一言のときの笑顔がとても苦しくて、でも晴れやかだった。

ひとりだけじゃ?ふたりなら?ってそれだけじゃなくて、ひとりで世界を変えることはできないかもしれないけれど、ぼくがいなくちゃ世界は変えられない。なんだよって、だから生きなきゃいけないんだよ。

伝えるって難しい。でも伝わるって素晴らしい。そんなことを感じた音楽劇でした。





音楽劇全体を通じて、イデエさんの言葉の端々に井出さんらしさがあった。
だから、ふたりの名前が近しいもので書かれているんだと思うし、井出さんの楽曲は、その時の井出さんの等身大だから、楽曲を使っての音楽劇である以上、井出さんらしさがあって当然なのかもしれないけれど。
だからこそ見てきて辛いなって思うこともたくさんあった。コンプレックスの部分とかどうしようもなく苦しかった。休息と怠けは何が違うのか、どこまでやればいいのか、そんな風に自分を追い詰めていく姿も、見ていて重なってキツくて。
そんな風に井出さんを感じて心が動いたのもあったけれど、りり川さんが自分自身に重なったり、イデエさんに自分が重なったりも多くて、本当に感情が大忙しでした。

あっという間!とも、ずっしり長くも感じられた音楽劇だった。
これに関しては本当に演出の素晴らしさ。
笑いアリ、涙アリ、なんて簡単に言うけど、その落差があっても違和感がない、まとまりがあって、どこかに無理を感じることもないストーリーだった。
コミカルな部分も、シリアスな部分も流れとか割合も多分完璧で、なんだろう、こんなにも感情が動かされたのにすっきりするって。すごい。黒執事から井出さんの演技が変わっていって、それには絶対に桜子さんの影響が大きくて、演出のプロを見たから、プレイヤーのプロとしての覚悟が出来たのかな。こんなふうに、桜子さんと仕事が出来るところまで持っていったって、改めて井出さんってすごいなあ。熊井さん、KTさん、桜子さん、自分が素晴らしいと思ったプロと一緒に仕事をするために、着実にレベルアップしていった井出さんの姿を見れこれたことが誇らしいし、これからも見ていきたいし。

そして今回はRiRiKAさん。素晴らしかった。美声はもちろん、歌う時の表現。本当に素晴らしい方だった。ライブも混ぜたレポにも載せるけど、自分にしかできない表現をする!という言葉を仰る、その力を見た気がしました。

井出さんの周りに集まるプロ達が作り上げていく空間がすきだ。

 

次はライブパート。